「シーシャって何歳から吸えるの?」「18歳は成人だから大丈夫?」「ノンニコチンなら未成年でもいい?」。シーシャの年齢制限については、よく誤解されるポイントがいくつかあります。
結論から書くと、日本でシーシャを楽しめるのは20歳からです。18歳で成年になっても変わらず、ノンニコチンのフレーバーやソフトドリンクだけを頼む場合でも、20歳未満の人はシーシャのお店の喫煙エリアに入れません。この記事では、その根拠となる法律と、身分証や同伴についての注意点を、法令と厚生労働省などの公的情報をもとに整理しました。
結論:シーシャは20歳から
- 20歳未満の喫煙は、法律で禁止されています
- 18歳で成年になっても、喫煙の年齢制限は20歳のままです
- 20歳未満の人は、喫煙を目的としない場合でも、喫煙エリアに立ち入ることができません
- そのため、ノンニコチンやソフトドリンクだけでも、20歳未満はシーシャを利用できません
根拠1:20歳未満の喫煙を禁じる法律
日本では、「二十歳未満ノ者ノ喫煙ノ禁止ニ関スル法律」によって、20歳未満の喫煙が禁止されています。第1条は「二十歳未満ノ者ハ煙草ヲ喫スルコトヲ得ス」と定めています。
シーシャのフレーバーの多くは、たばこの葉を原料にした製品です。たばこ事業法は「製造たばこ」を、葉たばこを原料の全部または一部とし、喫煙用などに使える状態に製造したものと定義しています。
この法律には、次のような規定もあります。
| 条文 | 内容 |
|---|---|
| 第2条 | 違反した人が喫煙のために持っているたばこや器具は、行政処分として没収される |
| 第3条 | 親権者などが、知りながら喫煙を止めなかった場合は科料 |
| 第4条 | たばこや器具を販売する人は、年齢確認などの措置をとる |
| 第5条 | 20歳未満の人が自分で使うと知りながらたばこや器具を販売した人は、50万円以下の罰金 |
家の中でも同じです。自宅でシーシャを楽しむ場合の注意点は「自宅でシーシャを始めるには」をご覧ください。
「電子シーシャ」と呼ばれる電子たばことシーシャ(水たばこ)の違いは「「電子シーシャ」とは?」で解説しています。
根拠2:18歳で成年になっても、喫煙は20歳のまま
2022年4月1日から、民法の成年年齢は20歳から18歳に引き下げられました。ただし、政府広報オンラインは、成年年齢が18歳になっても、飲酒や喫煙、公営競技の年齢制限はこれまでと変わらず20歳であり、健康面への影響や非行防止、青少年保護などの観点から20歳が維持されたと説明しています。
「18歳は成人だからシーシャも大丈夫」というのは誤りです。
根拠3:20歳未満は喫煙エリアに立ち入れない(健康増進法)
2020年4月に全面施行された改正健康増進法は、20歳未満の人の喫煙エリアへの立ち入りについても定めています。
- 喫煙専用室や喫煙目的室を設けた施設の管理者は、20歳未満の者を喫煙室に立ち入らせてはならないとされています(健康増進法 第33条第5項・第35条第7項)
- 喫煙室の出入口には、20歳未満の者の立ち入りが禁止されていることを記した標識を掲示しなければなりません(同 第33条第2項・第35条第2項)
- 厚生労働省は、20歳未満の人は、たとえ喫煙を目的としない場合であっても喫煙エリアへは一切立入禁止であり、客だけでなく従業員も対象だと説明しています
妊娠中・授乳中のシーシャや受動喫煙について公的機関が示している情報は「妊娠中・授乳中のシーシャ(水たばこ)」にまとめています。
喫煙室の種類とお店ごとのルールは「シーシャバーで紙巻き・加熱式・電子たばこは吸える?」でも解説しています。
ノンニコチンでも、ソフトドリンクだけでも入れない
シーシャを吸う場所は喫煙エリアにあたります。そのため、ノンニコチンのフレーバーを選ぶ場合や、ソフトドリンクだけを頼む場合でも、20歳未満の人は立ち入ることができません。
なお、健康増進法でいう「たばこ」には、製造たばこだけでなく「製造たばこ代用品」も含まれ、「喫煙」はたばこを燃焼・加熱して煙(蒸気を含む)を発生させることとされています。
同伴する人に20歳未満がいる場合
家族や友人と一緒でも、20歳未満の人は喫煙エリアに入れません。保護者や20歳以上の人が同伴していても同じです。グループで行く場合は、全員が20歳以上かどうかを事前に確認しておきましょう。
旅行者も同じです。日本国内では、国籍に関係なくこれらの法律が適用されます。
子供や赤ちゃんを連れて行けるかどうかは「シーシャに子供は連れて行ける?」で詳しく解説しています。
身分証を持っていこう
たばこを販売する人には、年齢確認などの措置をとることが求められています(二十歳未満ノ者ノ喫煙ノ禁止ニ関スル法律 第4条)。シーシャのお店でも、入店時や注文時に年齢確認のため身分証の提示を求められることがあります。
- 顔写真付きの身分証を持っていくと安心です
- 旅行者はパスポートが確実です
- 提示できる身分証の種類は、お店によって決まっていることがあります
服装や持ち物、においの対策は「初めてシーシャに行く前の準備」にまとめています。
なぜ20歳なのか
厚生労働省の e-ヘルスネットは、若いうちに喫煙を始めるほど、依存度の高い人が多くなるとしています。また、政府広報オンラインは、健康面への影響や青少年保護などの観点から、成年年齢の引き下げ後も喫煙の年齢制限を20歳のまま維持したと説明しています。
シーシャはたばこ製品であり、煙を通じて一酸化炭素なども発生します。リスクについては「シーシャは危険?」でまとめています。
よくある質問
Q. 18歳・19歳ならシーシャに行ける?
A. 行けません。成年年齢は18歳になりましたが、喫煙の年齢制限は20歳のままです。
Q. ノンニコチンなら未成年でも大丈夫?
A. いいえ。シーシャを吸う場所は喫煙エリアにあたり、20歳未満の人は喫煙を目的としない場合でも立ち入れません。
Q. 20歳以上の友人と一緒なら入れる?
A. 入れません。同伴者の年齢に関係なく、20歳未満の人は喫煙エリアに立ち入れません。
Q. 外国人旅行者も20歳から?
A. はい。日本国内では、日本の法律に従って20歳からです。パスポートを持っていきましょう。
まとめ
- シーシャは20歳から。18歳で成年になっても変わらない
- 20歳未満は、喫煙を目的としなくても喫煙エリアに立ち入れない(客も従業員も)
- ノンニコチンやソフトドリンクだけでも、20歳未満は利用できない
- 同伴者がいても、旅行者でも同じ
- 年齢確認のため、顔写真付きの身分証(旅行者はパスポート)を持っていく
初めて行く前の準備は「シーシャ(水たばこ)とは?」、ノンニコチンについては「ノンニコチン・シーシャとは?」もあわせてどうぞ。
学芸大学の shisha bar IORI ではこうです
- ご利用は20歳以上の方に限ります。ノンニコチンのシーシャやソフトドリンクのみのご注文でも同じです
- 店内全体が喫煙スペースのため、20歳未満の方は保護者の方とご一緒でもご入店いただけません
- 年齢確認のため、顔写真付きの身分証をお持ちください(旅行者の方はパスポート)


